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Market report · Sep 26, 2020

マレーシアへの輸出に規制がある食品は何ですか? |輸出規制

分野: 貿易|食品輸出

マレーシアに食品輸出を行う際の輸出規制、注意点について、よくある質問を分かりやすく回答いたします。食肉、野菜、果物、乳製品など一定の条件でマレーシアへの輸入が認められるものもあります。

マレーシアに食品輸出する場合の規制とは?

マレーシアへの輸出に規制がある食品は何ですか?

成長著しいマレーシアなど東南アジアのマーケットに食品や農産物を輸出することを検討される事業者は増えています。

しかし、その場合、各国の輸出規制や輸入ライセンスを取得しなければならないことがありますので注意が必要です。

マレーシアへの輸出を検討されている事業者からよくいただく質問にお答えする形式で、マレーシアへの輸出規制について解説いたします。

対象国から輸入する際、農業省(MoA)や保健省(MoH)、通産省(MITI)等からの輸入ライセンスが必要な項目が41品目あり、うち食品は以下の通りです。

国産品保護のためライセンスが必要な項目

国内業者を保護する観点から、輸入許可書管轄機関より発行されるライセンスが必要となる項目があります。

液状のミルク、粉乳、キャベツ、コーヒー豆(ローストされていないもの)、穀物(すべての国が対象)

出典:農林水産省

一定の条件でマレーシアへの輸入が認められるもの

以下の品目等を対象国から輸入する際は、輸入条件に条件付けがあります。

家畜、小麦粉、生魚、牛乳・乳製品、動物性油脂、ソーセージ、野菜類等

イスラム教の国だけど日本の食品は輸出できる?

マレーシアはマレー系、中華系、インド系など多民族の文化です。

マレー系の民族はほとんどイスラム教なのでハラル認証のある食品のみを食べますが、中華系の民族むけはその限りではありません。

牛肉や豚肉を食べたり、アルコールを楽しむなど中~高所得層の中華系マレーシア人のマーケットが存在します。

マレーシアへの食品輸出について(輸出規制について)

マレーシアへ食肉を輸出することはできる?

2017年11月より、ハラル方式を取り入れた加工・包装された食肉は輸入が可能となり、ハラルの証明書の提出およびライセンスが必要となります。

ライセンスを持つ業者に委託することで、ハラル方式の食肉はマレーシアに輸出可能です。尚、生肉はこの規制に従いますが、燻製など加工肉はこの限りではありません。 牛肉のマレーシアへの輸入許可については、マレーシアでの牛肉の輸入規制や商談のコツに詳しく記載しています。

マレーシアへ酒類・アルコール飲料を輸出することはできる?

酒類を輸入する際には、以下の2つのライセンスが必要になります。

◎ 酒類販売ライセンス~酒類小売または卸売免許(地方自治体が発行)

◎ 酒類輸入ライセンス~酒類輸入許可(マレーシア関税局=JKDMが発行)

ライセンスを持つ業者に委託することで、酒類はマレーシアに輸出可能です。

酒類のマレーシアへの輸入許可については、マレーシアでのアルコール飲料の輸入規制と市場動向 に詳しく記載しています。

マレーシアへ米を輸出することはできる?

米類はマレーシアに輸出可能です。

輸入許可はマレーシア政府からパディベラス・ナショナル社(Padiberas Nasional Berhad: BERNAS)に独占的に与えられているため、日本からの輸入に際しては、輸入企業が同社と交渉の上、許可を得る必要があります。

BERNAS社から輸入許可を得るには、まとまった量が必要であることから、日本産米の流通はごく少量に留まっています。

おコメの市場動向については、マレーシアにおけるコメ(精米)の市場動向調査に詳しく掲載しています。

マレーシアへ牛乳・乳製品を輸出することはできる?

乳製品類はマレーシアに輸出可能です。

マレーシアのDVS(獣医サービス局)に対して日本の製造施設の登録がされていること、ダガンネット(Dagang Net)という電子情報システムを通して輸入許可を得ていることが条件となります。

マレーシアへ小麦粉を輸出することはできますか?

2016年8月以降輸入ライセンスについては不要になりましたが、所轄官庁の課す条件に従って行う必要があります。

マレーシアへ野菜・果物を輸出することはできますか?

所轄官庁の課す条件に従って行う必要があります。

ただし、柑橘の輸入については、2015年1月以降輸入規制が強化され、マレーシア農業省へ登録されている品種でなければ輸入できなくなりました。

マレーシアでの果物の需要については、果物天国マレーシアでも需要がある日本産果物は?に詳しく掲載しています。

マレーシアへ魚介類を輸出することはできますか?

ライセンスを持つ業者に委託することで、魚介類はマレーシアに輸出可能です。

参考:

2012年関税(輸入禁止)令(Customs (Prohibition of Imports) Order 2012)(THIRD SCHEDULE)(FOURTH SCHEDULE)(英語)

マレーシアでの魚介類の需要については、マレーシアでの寿司・刺身の需要は伸びていくのか?で詳しく紹介しています。

マレーシアへ食品サンプルを送りたい。何か規制はある?

特に規制はありませんが、大量に箱を一度に送るとサンプルでなく貿易とみなされることから、書類の提出や受け渡しに時間を要することがあります。

輸出に関する法律には何がある?

輸出関連法の主なものとして、1967年関税法(Customs Act 1967)詳細はこちら

絶滅の恐れのある生物を保護するため2010年戦略貿易法(Strategic Trade Act 2010)詳細こちらがあります。

2017年に「2017年関税(輸入禁止)令」が施工され、輸入禁止のものと規制つきで許可されるものに分かれました。条件付きのものについては、輸入ライセンスを取得すれば輸入が許可されます。

マレーシアへ輸出を考える業者が知っておきたい、マレーシアの輸出規制のポイントについてお伝えしました。

この記事が、これからマレーシアへ食品を輸出しようとする方の参考になれば幸いです。 日本からの伝統工芸品や日本食品をマレーシアに輸出する場合には、TAKUMI INTERNATIONAL SDN BHDにご相談ください。

主な業務内容

  • 日系食品や伝統工芸品などのマレーシアへの輸出コンサルティング

  • マレーシアへの輸出サポートサービス

  • 日本食品のオンラインマーケティング、プロモーション

  • ECサイト構築および運用

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